今回は、とある一般事務の採用面接で、最終的に補欠合格までたどり着いた過程を書いていきたいと思います。書類選考、作文課題、一般教養試験&論文試験、集団及び討論面接試験を乗り切るまでのお話です。採用は若干名ということでかなり激戦となりました。
面接までの過程は論文試験から始まっていた
今回は、学歴や職歴などの書類の他に、事前に作文課題の提出が求められました。お題は「志望の動機と職務にあたる決意について」ということで、800〜1000字以内におさめるのが条件となっていました。
この作文ですが、タイトルから察しが付く通り、志望動機や自己PRを求められているのでは無いかという行間が読み取れるかと思います。
ですので、単なる作文として提出するのではなく、後半戦の面接試験における面接材料になると予想して取り組むのが良いということになります。
ちなみに、僕は志望動機は受ける企業や団体の特色に応じて、自己PRは「発想力」や「実行力」を過去の経験に応じてアピールすることにし、作文課題に取り組んでいきました。
事務職採用面接に辿り着くためには、筆記試験突破が必須
一般的に事務職を募集している求人では、面接の前に、必ずと言っていいほど、筆記試験が事前に課されています。面接前にある程度、面接する人を絞っておきたいという意図があるのでしょう。
せっかく面接を突破して採用に至っても基本的な文章読解能力や計算能力が欠如しており、実務で全く役に立つ人材では無いことが判明した場合、それはお互いにとって不幸な状況と言えます。
また文章読解能力だけでなく、どこの企業や団体を受けるときも筆記試験で、非言語能力(数的処理能力)が必須となります。詳しくは以下のブログも参照して頂ければと思います。
いわゆる中学受験に出題されるような少し難しい算数の問題だと思ってもらえれば想像しやすいと思います。
制限時間は、一般教養(5枝択一式)と呼ばれる問題で知識・知能も問題に分かれており、かなり素早く手際よく問題を解いていく必要があります。
ただ、特に、この非言語能力(数的処理)の問題を解くためには、ある程度事前に訓練をしておく必要があります。
せっかく面接試験のチャンスが与えられているのに、筆記試験で不合格となってしまっては勿体無さ過ぎます。
さらに、今回は事前の作文課題もクリアする必要がありますので、書類&筆記試験の対策は入念に行って置く必要がありました。
書類選考と筆記試験を突破して、集団及び討論面接試験へ
事前に色々と準備して対策を行っていたこともあり、無事に書類選考と筆記試験を突破し、集団及び討論面接試験へと進むことになりました。ちなみに勿論スーツで臨みましたよ(笑)
そして今回、他の併願先と違うところは、この集団及び討論面接の同日に論文試験が課されていたことです。こちらは事前に提出した作文試験とは違う内容のものとなります。
ここまで、作文や論文試験が課されるということは、採用後にもしかしたら、かなり文章力が必要とされる業務があるのかも知れない、と想像することが出来ます。
※少し話が逸れますが、試験のスタイル等からその企業や団体の特性をつかむ事ができると思うので、選考の途中で自分には合わないな。と思ったら、無理して選考過程を最後まで受けずに辞退するという選択もありだと思います。
一方の集団討論の方は、一般的なお題に加えて、その場にいたメンバーが良かったのか、割と和やかな雰囲気で進んでいき、トントン拍子で面接試験まで辿り着くことができました。
面接試験では、志望動機や自己PRの時間が与えられ、自分の思いを正直に答えることができました。感触も割と良かったのでは無いかな?と思うくらいでした。
自分の中では、質問にもしっかり答えられたし、自分の意思もはっきりと伝えることができたし、これは割と良い結果が望めるのでは無いと確信していました。
郵送で結果通知が届くも・・・
そして、面接試験終了後、自宅に結果通知が届くことになったのですが…。そこに書いてあった文字は、
「補欠合格」の文字。
???????????????
一瞬どういう意味なのか分からずフリーズ。少し落ち着いて文章を読んでみると、どうやら自分の上に何人か合格者がいるため、その人たちが内定辞退をした場合に繰り上げ採用となる仕組みのようでした。
採用は若干名なのですが、自分の上には10人以上いるようだったので、内定獲得は絶望的でした。
ただ、今まで努力した来た結果がようやく実を結んで、遂にここまで来ることができた。ということを実感できたのと、面接試験自体も悔いなく終えることができたので充実感はありました。
そして、案の定、結果的には不採用となってしまったのですが、今回はそこまで落ち込むことなく、次のステップへ進むための準備に取り掛かることができました。
少しずつでも前に進めていることを実感できると、転職活動のモチベーションを維持できると思うので、この体験がこのブログを見ていてくれる人のお役に立てれば嬉しいです。
コメント