デザイナーから事務職を目指す際に直面した、筆記試験について

就職活動

デザイン業界から離れ、事務職を目指す際に直面した問題について今回は触れようと思います。どっぷりとデザインの世界に触れていると、一般の就職活動をやっておけば良かったと思うことが多々あります。

今回は、自分の経験を踏まえて、方向転換をするまでの間に自分がやっておけば良かったと思うことを記していきます



民間企業 or 公務員の事務職を志すにしても、筆記試験を突破する必要がある

広告制作会社を辞めて、無職からの転職活動を目指すに当たって、僕が一番最初に直面した課題がこの筆記試験でした。

通常、デザイン事務所や広告制作会社の入社試験を受ける際は、履歴書などの書類選考のみで筆記試験を課される会社はあまりありませんでした。

例外として、大手広告代理店の系列会社の場合は、SPIやクリエティブ試験などの筆記試験が課されることもありますが、そう言った会社の方が少ないくらいでした。

むしろ、そのような筆記試験よりも、面接時に持参するポートフォリオを持参する会社の方が必須であったと言えます。

一般大学の学生だと逆にそのようなポートフォリオを制作していることの方が稀だし、もし仮に制作していたとしても面接自体に持ち込みが禁止されているところが多いはずです。

そんな状況であったため、僕は筆記試験対策というものを全く行っていなかった状況でした。

大学受験と違って、民間企業や公務員試験の筆記試験を受験するだけはタダなので辞めてほどなくしてから、今の自分の実力をはかるために、申し込むだけ申し込んで受験してみることにしたのです。

筆記試験なんて面接者を振り分けるだけの足切り試験として使われてるだけだし、余裕だよね?!

試しに受けて見た筆記試験の結果はズタズタのボロボロ

デザイナーの試験に比べたら事務職の試験なんて、筆記も面接も余裕でしょ!?

などと、タカをくくっていたら、結果は他の受験者の足元に及ばないほどズタズタでした。

「え?これ、やばくない?」

と、デザイナーから異業種への転職試験のハードルの高さに、初めて現実に直面しました。

自分は一般大学卒業後にデザイン学校に進学して、就職という経歴があり、大学受験の経験もあったので筆記試験なんて余裕と思っていたのも敗因でした。

あとは、完全文系だったので、国語・英語・社会などの主に暗記系科目は得意だったのだけど、

一般の就職活動における筆記試験は、言語系と非言語系に分かれており、それぞれどちらかの能力に偏りが無いように、一般的な課題処理能力を問われる試験が多いです。

他にもう少し専門的な試験になると、一般教養試験と称して、高校生までに習ったその他、理科・社会・歴史・芸術・音楽などの知識をマークシートで問う試験もあったりします。

このあと、この筆記試験のせいで、僕はまさかの大苦戦を味わうことになります。



筆記試験の合否を決めるのは、ほぼ非言語能力(いわゆる数的処理能力)

僕がこの筆記試験で大苦戦をした理由の一つが、非言語能力と呼ばれる、いわゆる数的処理に関する問題が絶望的に苦手であったことです。

僕は民間企業だけでなく、公務員の事務職も併願受験して、なるべくリスク軽減を図りたいと思っていましたので、民間のSPI試験などもカバーできる公務員組の筆記試験対策をベースに対策をしていました。

ここではわかりやすく非言語処理のことを「数的処理」と表現します(公務員の方の筆記試験では一般的にこちらの名称で使用されることが多いみたいです)。この数的処理については圧倒的に中学受験算数を経験していた人が有利と言えます。

公務員試験とSPI試験の共通点について、わかりやす説明してくださっているサイトがありましたので、参考にして見てください。

【公務員試験とSPIの共通点】併願する際の注意点と対策本
公務員試験の勉強をしておくとSPIの対策になるのか 就職活動と聞くと、民間企業を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。しかし、実際のところは公務員を目指すことも就活に含まれます。その公務員を目指す場合に立ちはだかっ...

数的処理は、中学生、高校生の時に習ったような数学の知識ではなく、数式を使わずに頭の柔らかさで解く問題のオンパレードとなります。

「頭の柔らかさ」と聞くと、それこそデザイナーの専売特許じゃん!!!

と思うかもしれませんが、そうではありません。あくまでも筆記試験なので、正解は1つ。デザイン業界のクリエイティブ試験と違って、無数に正解がある訳ではないのです。

この数的処理の問題の厄介なところは、数式を入れれば解けるという訳ではないというところでした。

しかも、時間制限があるので、ともかく、問題を見た瞬間に解き方をひらめかなければ、他の問題が解けなくなってしまいます。

そして、この数的処理ですが、ほとんどの試験でトータル出題数の半分近くの配点を占めるのです。100点満点の試験だとしたら、その50点近くの問題が数的処理の問題となっています。

そう。まさに数的処理を制するものこそが、筆記試験合格を制する。と言っても過言ではありません。

数的処理の問題である程度点数を稼いでおけば満点の半分ほどの得点をカバーできるので、残りはその他の問題である程度取れれば、合格ラインに達するという訳です。

ちなみに僕は中学受験算数はたしなみ程度に解いたことはありましたが、全く理解できず。大学受験の時には数学と理科を完全に捨てていましたので、ほぼ初めて解く問題のオンパレードでした。

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数的処理(非言語能力)が苦手だった僕がとった試験対策

ともかく、この筆記試験を突破しなければ面接試験に挑むこともできません。いくらデザインの技術や能力があったところで、正解が一つの問題に対しては、何の役にも立ちません。

そして、数的処理の対策はひたすら時間がかかります。下手をすると1問解いて、解説を読んで、理解するまでに、人によっては30分から1時間ほどかかるかも知れません。

それは自分の場合も例外ではなく、1日、例えば8時間近く筆記試験対策をしたとしても、数的処理の問題については10問程度の問題しか解けないことになります。

他の科目の勉強もあるので、この非言語能力対策にばかり時間を掛ける訳にも行きません。場合によっては、論文試験が課されるところもあるので、併願する場合は要注意です。

しかしながら、人には得意不得意分野があるのも確かです。

僕は暗記系科目は割と得意な方だったので、なるべくそちらの方で先に点数を稼ぎ、劇的に苦手な数的処理については、一応対策はするものの、解くのに時間がかかる問題は本番で思い切って捨てる!という選択肢を取りました。

やはり筆記試験対策の肝は、解ける問題から解いて行くことではないでしょうか。

自分の得意な問題を解き終わってから、最後に苦手な問題にじっくり取り組めば、もう一歩点数をあげて、合格ラインに届く可能性が高まるはずです。

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最初はズタボロだった筆記試験も、徐々に突破できるように

ともかく、数的処理の問題については、苦手であろうとなかろうと、毎日1問でも解いて行くことが重要だと感じました。

1日でも空いてしまうと、感覚やひらめきが鈍り、次に問題を見た時に行き詰ってしまうことが多々ありました。

あとは、同じ問題集を何度も何度も何度も、繰り返し解くことが重要な気がします。点数が伸びないと、参考書や問題集の選び方が悪いのではないかと、次々と新しい参考書や問題集に手を出したくなってしまいます。

ですが、新しい参考書や問題集に手を出してしまうと、まだ、ちゃんと理解できていない状態で、また、新しい問題を解くことになり、結局、理解するまでにさらに時間がかかるという悪循環になることが多いのを身をもって経験してきました。

やはり、完全に理解して、自分の身体や脳に染み付くまで、参考書や問題集も同じものをボロボロになるまで、使い続けた方がいいと思います。

最初の方こそ、筆記試験でかなり苦戦しましたが、ある程度慣れてくると、徐々に面接試験までは行けるようになったので、筆記試験対策については、やはり日頃の訓練次第なのではないかと思います。

面接まで行けなければ、面接官に自分の能力をアピールすることすら出来ません。筆記試験はあくまでも、受験者の基礎的な事務処理能力や一般常識を試すための試験です。

おそらく、筆記試験で高得点をとったからといって、何か有利になるかというと、そうではない気がします。自分が面接官の立場だとしたら、やはり、人柄・能力・意欲、などが評価のポイントとなるはずです。

今、筆記試験対策でつまずいている場合は、努力の仕方・方向性が違っているのかも知れません。独学で理解するのが難しい場合は、スクールなどを検討するのも一見の価値があるように思います。

ちなみに、自分も大手資格取得スクールで筆記試験対策の講座に通っていました。やはり講義を聞いてから、問題に取り組むと、理解のしやすさも段違いです。

時間も人生は有限なので、対策方法が決まっている分野は、効率的に対策をしていくと転職活動もスムーズに行くかと思います。

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この記事を書いた人
めびうすさん

50人前後の組織の中で奮闘するひとり事務員。元広告デザイナー。過酷なデザインの世界から、事務の世界へ転職。
自分のようにデザインの道から逸れてしまっても、楽しく生きて行くための道をこのブログで綴っていきます。

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