グラフィックデザイナーから、事務職への道のりをデザインすることを決意。

就職活動

グラフィックデザイナーを離脱してから僕はしばらくの間、将来どんな職業が自分に向いているか、悶々と考える日々が続いていました。

デザイナーになるために、何年もデザインの勉強をして、ようやく掴んだ夢が一瞬で崩れ去った後は、完全に無気力な状態。

辞めた直後は、デザイン業界にとどまり、別の会社に就職してデザイナーを続けるという選択肢も勿論ありました。

まだ、自分の中でそこまで方向性が決まっておらず、今後どこを目標にしていいのか分からない状態が続いていたのも事実です。

ただ、このとき鬱病をわずらっていた自分には、どうしてもデザインをしたいという気持ちにはなれませんでした。

むしろ、デザインの道を目指そうとするとパワハラを受けていたときの過酷な労働環境のことをどうしても思い出してしまい、心臓が苦しくなり、呼吸が浅くなるという状態でした。

デザインの世界には、もう戻るべきでは無いのかも知れない・・・

他に何か自分に向いている道はないだろうか?と、病状が少しずつ安定してきた頃、徐々に考えられるようになってきました。

ワークライフバランスを重視した職業を意識して

デザイン業界にいた時は、平日も土日もほぼ関係なく毎日仕事のことばかり考えていました。そこに自分が面白さを感じていれば毎日楽しいはずだったのですが。。。

実際自分は土日含めて、毎日毎日、自分が作りたいわけでもない広告デザインことを考えるのは、はっきり言ってかなり苦痛でした。

その経験を踏まえて、自分は仕事とプライベートの時間をある程度、分断できる働き方が良いかな?と思うようになっていました。

学生時代の作品と違い、本業としてデザインを行うようになると、時に会社の意向で、自分が全然良いと思っていない商品の広告や、好きでもないもののデザインを行わなければいけない事が多々あります。

そうすると自分が作りたい作品を作っている時の方が楽しいならアーティストの方が向いているのでは??

と安易に考えてしまうのですが、アーティストとして自分が作品を制作することのみには、あまり関心がありませんでした。

どうやら自分は、自分の作り出したものや手掛けたものを通じて、社会との繋がりを持ち、それが誰かのもとに届けられ、その人の生活が向上することの方にやりがいを見出しているようだ。

と言うところまで、分析することができました。

そうすると、形としては、仕事で「デザイン」にこだわらなくてもいいのかも?と思うようになってきました。

あとは、全面的に自分が手がけたと言うことを押し出さなくても、自分は充足されるということがわかりました。

確かに名前が表に出てくることは嬉しいですが、それよりも自分にとってはその仕事をゲーム感覚で楽しめるかどうか、ということの方が重要でした。

一般的なデザイナーというと、どうしても華やかな印象を持ってしまいがちですが、実際は裏方に回っての泥臭い作業をひたすら繰り返すことの方が多いです。

そして、最終的に出来上がった作品のみが一般社会で発表されるので、どうしてもその部分だけみると華やかな世界に見えてしまうのかも知れません。

こうして、色々と自分自身の性格を分析する中で、

社会との繋がりを持ちながら、裏方のデザインの業務に近いもので、ゲーム感覚で仕事を楽しめる、仕事とプライベートを分けられる仕事は無いかな?

というぼんやりとした目標が、自分の次の就職活動へ向けての主軸となって行きました。



少しずつ、自分の目指すべき方向性が見えてくる

少しずつ自分ができそうな事が明確になった頃、色々と職業を模索して行く中、自分の主軸に近いものを探していると「事務職」が最も向いていそうだ、という事がわかってきました。

社会との繋がり=社員の事務負担を軽減する事で、間接的に社会に貢献する事ができる
裏方のデザイン=事務作業にも共通する所がある
ゲーム感覚=書類を綺麗に仕上げるミッション
仕事とプライベートの分離=土日が休みの所が多い

などなど。いくつかの共通点を見出す事ができました。何と無く自分の方向性が見えてきた事で、次の就職活動に向けて、やるべき事がだんだんと見えてくるようになったのです。

色々と事務職の仕事を調べてみると、どうやら一口に「事務職」と言っても、その中で色々区分けがあるようでした。マイナビキャリレーションのHPの説明を見てみると、

  • 一般事務・OA事務
  • 営業事務
  • 経理事務
  • 人事事務・労務事務の
  • 総務事務
  • 法務事務
  • 貿易事務
  • 学校事務(小・中・高・大学事務、専門学校事務等)
  • 医療事務
  • その他の事務職(国家公務員や地方公務員、公益財団法人、NPO等)

などなど。企業や団体によって、事務仕事の特色も様々なようでした。

事務職とは - 事務職の仕事内容と種類、必要スキルを徹底解説|マイナビキャリレーション
事務職とはそもそもどんな存在なのか?どんな仕事をしているのか?事務職の仕事内容と種類、必要スキルを解説しています。一見地味で単調な仕事と思われがちですが、事務職の業務内容は多岐に渡り、会社にとって非常に重要な役割を担っています。事務職への転職や就職を考えているなら、これらをしっかり理解することから始めることが大切です。...

ともかく最初はあまり間口を限定せず、いわゆる「事務職」を目指すという括りで、少しずつ対策をして行くことにしました。

その分やることは増えてしまいますが、無職の自分には充分すぎるほどの時間がありました。あとは、自分の可能性を広げるために、広く対策を練って行きたいという思いもありました

二度とパワハラが横行するような会社や組織にも所属したくなかったので、かなり慎重に動いていくという結果になった訳です。

「事務職」に照準を絞って転職活動の対策をすることを決意

デザイナーから事務職への転職は、一見、真逆な仕事のように見えます。

ですが、実際にデザイナーの仕事と、事務仕事を両方経験したからこそ分かるのですが、両者には共通する部分が多々あります。

神は細部に宿るというように、事務仕事ではデザイナーの時と同じように丁寧に処理をする力が求められます。

また、小難しい制度や規則をダラダラと文章で説明するのではなく、どうすれば相手に伝わるシンプルで凝縮した表現で伝える事ができるか、ということを日々考え続けることになります。

また、デザイナーとして培ったデザイン能力を駆使して、図やピクトグラムを用いて、伝えたい情報を効果的に伝えるために工夫を凝らすこともできます。

〆切に関しても終わりが決まっているので、そこを目指して逆算して完成させる能力が求められます。

綺麗に書類を仕上げることも、デザイナーに求めらる完成度の部分に近いものがあります。

ただ、必要書類を作るだけでなく、より完成度を高めて、誰が見てもわかりやすい書類にする工夫をすることで、さらに綺麗な書類を目指す事ができます。

また、毎月・毎年同じ仕事をすることになっても、その工程や仕組み自体を自分自身でデザインすることで、より迅速に書類を裁く技術を身につけることもできます。

と、色々と書いてきましたが。要するに何が言いたいかというと、デザインの勉強やデザイナーとして必要とされていた能力は他の分野でも活かせるということです。



過去の自分と未来の自分を繋げる事ができれば、説得力が出てくる

ここまで見てきたように、全く無関係で正反対の性質に見える分野でも、必ず共通点があるという事がわかります。

デザイナーから事務職への転職を目指す場合、自分は必ずと言っていいほど、転職活動の面接試験でこの部分を聞かれることになりました。

この質問に関しても一見不利な質問に見えますが、逆を言えば、必ず投げかけれる質問の一つなので対策さえしておけば、必ず答えることのできる質問とも言えます。

事務職の面接には原則、ポートフォリオを持ち込む事はできません。ですので、過去の自分の仕事の経験や実績については、説得力を持って自分の言葉だけで伝える必要があります。

今後、その部分について深く分析した内容についてもブログで紹介することができればと思います。

この記事を書いた人
めびうすさん

50人前後の組織の中で奮闘するひとり事務員。元広告デザイナー。過酷なデザインの世界から、事務の世界へ転職。
自分のようにデザインの道から逸れてしまっても、楽しく生きて行くための道をこのブログで綴っていきます。

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