このブログは、もともと「公務員のデザイン職(事務系)に就職・転職したい!を叶えるブログ」というタイトルで、公務員デザイン職を目指す方に向けて情報を発信してきました。
しかし、記事を続けるうちに、少しずつ読者層の広がりと、多様なニーズに気づくようになったのです。
「今の仕事をしながらデザインを活かしたい」
「配属先で広報やチラシ作りを担当することになった」
「転職までは考えていないけど、資料作りや発信をもっと魅力的にしたい」
そんな声が、検索ワードやSNS、コメント、個別の相談を通じて、想像以上に届くようになりました。
これらの声に触れるうちに、デザイン職を目指す人だけでなく、「今いる場所でデザインを活かしたい」と思う人たちも、同じように迷い、学び、挑戦したい気持ちを抱えていることを実感しました。
そのため、これまでの軸は大切にしつつ、より幅広い方に役立つブログとして進化することを決意しました。
公務員や事務職でも、デザインに関わりたい!を叶えるブログ― 趣味以上・転職未満。その中間を探している人にも ―
今回の記事では、その背景と、これからこのブログがどんな立場の人を応援していくのか、率直にお話ししていきます。
なぜ方向転換しようと思ったのか?

この方向転換には、私自身の中で積み重なってきた、ある強い気づきがあります。
もともとは「公務員のデザイン職」を目指す方に特化することで、他にはないニッチな価値を届けたいと考えていました。
しかし、記事を書き続け、読者の反応や相談、SNSでのメッセージを受け取る中で、徐々に思い知らされました。
- 「デザイン職を目指すわけではないけれど、今の仕事でデザインを活かしたい」
- 「資料作りや広報活動で、もっと伝わる表現を身につけたい」
そんな声が、想像以上に届くようになったのです。最初は戸惑いもありました。
ですが、私自身も、かつて事務職や一般職として、デザインを学び直す機会に救われた経験があります。
だからこそ、ただの転職準備の場ではなく、「今いる場所で、できることからデザインを活かす」という選択肢も、もっと堂々と応援したい。
そんな気持ちが、今回の方向転換を後押ししました。この決断は、決して過去を否定するものではありません。
これまで届けてきた情報も大切にしながら、さらに広い立場の人にとって、役立つ場でありたい。そんな思いを込めています。
「公務員のデザイン職」だけじゃ、届かない人がいる
このブログを始めたときは、公務員のデザイン職に特化することで、他にはない情報を届けたいと考えていました。
それは間違いではなかったし、今も大切にしている軸です。
でも、検索ワードやSNSの反応、コメントなどを見ていると、「公務員 デザイン職」よりも、もっと幅広い悩みや希望が見えてきました。たとえば…
- 「事務職 デザイン」
- 「公務員 チラシ 作り方」
- 「広報課 異動したい」
- 「Canva 公務員」
これらのキーワードからわかるのは、デザイン職を目指す人だけでなく、今の仕事の中で「ちょっとデザイン的なこともやってみたい」と思っている人がとても多いということです。
必ずしも“転職”を前提としていなくても、「伝える力」や「表現する力」を磨きたいというニーズは、確実に存在しています。
むしろ、そういう人たちの方が、「今の業務にどう役立つか」という視点で、より実践的にデザインを捉えているのでは?と感じることもあります。
配属によっては、事務職でもデザイン業務に関われる
とくに地方自治体では、広報課、観光課、企画調整課などで、一般職の方がチラシやリーフレット、SNS投稿を担っているケースは多くあります。
配属先によっては「自分で作るしかない」状況になることもあり、その際に“ちょっとしたデザインスキル”があるかないかで、完成度や反応が大きく変わります。
また、「資料が見やすい」「説明がわかりやすい」といった印象は、内容そのものだけでなく、“見せ方”にも大きく左右されます。
これは、事務仕事をしている人にとっても無関係な話ではありません。”見た目より中身”とよく言われますが、伝え方を工夫することで中身の価値がより高く伝わります。
やってみて損はありません。デザインは特別な人だけのものではなく、誰でも手にできる“伝える力”だと私は信じています。
このブログで、これから書いていくこと

では、実際にこのブログがどのような方向に広がっていくのか。これからの記事の具体的なテーマと、その背景にある考え方をお伝えします。
「事務職×デザイン」の可能性
「事務職=単調な作業だけ」とは限りません。むしろ、住民に情報を届けるという点で、伝える力は大きな武器になります。
実際の業務の中でも、以下のようなシーンで“デザイン的視点”が活きてきます。
- 地域イベントのチラシやポスターを作るとき
- 会議資料やプレゼン資料を作成するとき
- 広報紙や回覧資料をレイアウトするとき
- SNS用の画像やバナーを作るとき
- 住民向けのお知らせを作るとき
これらをよりわかりやすく、魅力的に見せるには、ほんの少しのコツと考え方が重要です。
「センスがないから無理」と思い込まず、基本的な原則を学ぶだけでも格段に変わります。
「こんなことならもっと早く知りたかった」と思えるテクニックを、現場で使える形で届けていきます。
今の仕事をしながら、スキルアップしたい人へ
「転職はまだ考えていない。でも、今の職場でできることをもっと良くしたい。」そんな人にこそ、デザインは小さな変化を生む強力な武器になります。
転職までは考えていないけど、「今の仕事の中で、もっとクリエイティブに働きたい」「資料や発信物を改善したい」…そんな人も多いと思います。
このブログでは、そういった方に向けて、無理なく学べるスキルアップの方法も発信していきます。
- Canvaを使ったチラシづくりの基本
- 色やフォント、余白のバランスを整えるコツ
- PowerPointで資料を“見せる”設計に変える方法
- SNSで伝わる画像の作り方
また、以下のような講座や学習ツールも紹介していく予定です:
- デジハリONLINE:初心者向けデザイン基礎講座が充実
- デイトラ:短期間でWeb・DTPが学べる実践型コース
- ヒューマンアカデミー:社会人や公務員にも対応した通信制カリキュラム
これらはすべて「転職のため」ではなく、「今の仕事をより良くするため」の選択肢としても活用できます。
もちろん、スキルを活かして転職を考えている人にも、役立つ情報を発信していきます。
スキルアップの延長線上に転職やキャリアチェンジがあるなら、それはとても自然なこと。どのステージにいる人でも、“伝える力”は、確かな武器になります。
「公務員のデザイン職」の情報も引き続き発信します
もちろん、これまで読んでくれていた方もご安心ください。このブログの原点である「公務員デザイン職を目指す人」に向けた情報も、しっかり継続していきます。
- デザイン職の試験対策
- 面接でのアピール方法
- ポートフォリオの作成ポイント
- 実際の業務内容のリアルな声
私自身も、元デザイナーという立場から、「行政でデザインするとはどういうことか」をこれからも伝え続けたいと思っています。

このブログが応援したい人

このブログが届けたいのは、転職を前提とした人だけではありません。現在想定している読者の方々は以下のような方たちです。
- 公務員のデザイン職を目指している人
- 事務職でも、広報やデザインに関わりたい人
- 配属先で「伝える仕事」を担いたい人
- デザインを学び直して今の仕事に活かしたい人
- クリエイティブに働きたいけど、転職までは考えていない人
- スキルアップして、発信力を上げたい人
- チームの“見せ方担当”として一歩前に出たい人
- 独学でも、プロ並みのデザイン力を身につけたいと本気で思っている人
私自身がそうであったように、今の職場にいながらでも
「もっと伝わる力を身につけたい」
「もっと仕事の中でデザインを活かしたい」
と感じる方たちにこそ、ここで発信する情報を活用してほしいと思っています。
日々の業務の中で、ふと
これってもっと見やすくできないかな
この書類、もっとわかりやすく伝えられたらいいのに
と感じたことはありませんか? そんな小さな違和感が、学びへの入り口だと私は考えています。
このブログは、そんな違和感を「行動」に変えるための場所であり、デザインを仕事や暮らしの中で活かしていきたい人たちを、幅広く応援しています。
「転職はハードルが高い」「でも、何かを変えたい」――そんな人にこそ、このブログを読んでほしいと願っています。
最後に──ひとつの道にこだわらなくてもいい

デザイナーになることだけが、デザインに関わる方法ではありません。事務職として働きながらでも、広報や発信、チラシ制作など、「伝える力」を育てていくことはできます。
むしろ、「専門職じゃない人が発信するからこそ、伝わること」があるのも事実です。
組織や会社の中にいて、住民や顧客と直接向き合う立場だからこそ気づけること、それを“伝わる形”にするためのデザインは必ず役に立ちます。
このブログでは、そんな“現場で生きるデザイン”を、これからも応援していきます。
あなたが、「デザインの力でもっと仕事を良くしたい」と思ったときに、そっと背中を押せるような記事を目指して。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
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