#7 役所チラシがダサく見える“3つの罠”とその回避法

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役所のチラシは「ちょっと古臭い」「読みづらい」と思われがちです。ですが、役所が発行するチラシは住民に必要な情報を届ける大切なツール。

ちょっとした工夫次第で、ぐっと見やすく、親しみやすく生まれ変わります。

今回は、役所チラシが陥りがちな3つの罠と、その回避法を具体的にお伝えします。

今回の記事が、あなたのチラシづくりのヒントになれば嬉しいです。


目次

役所チラシにありがちな「見た目の残念さ」

役所チラシや広報物を見たときに「なんだか古臭いな…」「ごちゃごちゃして読みにくいな」と感じることはありませんか?

それは、実は単なる印象ではなく、チラシの作り方やデザインに原因があります。

役所チラシは、正確な情報を盛り込むことが最優先になりがち。結果として、デザイン性が後回しになってしまうことが多いのです。

以下は、よく見かける「見た目の残念さ」のパターンです。一度あなたの職場のチラシを思い浮かべて、チェックしてみてください。

  • 地味な色合いばかりで目立たない
  • 情報が多すぎて読む気が失せる
  • 文字ばかりで、イメージが湧かない

もし1つでも当てはまったら、それは改善の余地があるサインです!


役所チラシがダサく見える“3つの罠”

役所チラシの「ダサ見え」には、よくあるパターンが存在します。

ここでは、特にありがちな3つの罠を紹介します。あなたのチラシにも思い当たる部分がないか、ぜひ照らし合わせてみてください。

  • 配色の罠
  • フォント選びの罠
  • 情報の詰め込みすぎの罠

では、それぞれの罠について詳しく見ていきましょう。

1. 配色の罠

配色はチラシの印象を決める大切な要素です。役所チラシでは、控えめな色合いばかりを使ってしまい、全体が地味な印象になることが多いです。

逆に、色を多用しすぎてしまい、バラバラで統一感がなくなる例もあります。

配色のバランスが崩れると、住民の目に留まりにくく、せっかくの情報が届かなくなってしまいます。


2. フォント選びの罠

フォントの選び方は、読みやすさや印象を大きく左右します。

役所チラシでは「明朝体やゴシック体だけで統一」といった無難な選択が多く、見出しと本文の区別がつかないことも。

読み手にとっては「どこから読めばいいのかわからない」というストレスにつながります。


3. 情報の詰め込みすぎの罠

「伝えたいことが多いから」と、必要以上に文字を詰め込んでしまうことはありませんか?

役所のチラシは住民に役立つ情報を伝える使命があるからこそ、つい情報を盛り込みすぎてしまいがち。

ですが、結果として読み手が「読む気をなくすチラシ」になってしまうのは本末転倒です。

情報を取捨選択する視点も欠かせません。


どうすれば回避できる? デザインの基本3ポイント

「ダサく見える3つの罠」を回避するためには、デザインの基本を押さえることが重要です。

ここでは、役所チラシでもすぐに試せる3つの基本ポイントを紹介します。

  • 色のルールを決める
  • フォントにアクセントをつける
  • 余白を活かす意識を持つ

この3つのポイントを知っているだけで、役所チラシの印象は驚くほど変わります。

1. 色のルールを決める

「色数が多いとカラフルでいい」…これは間違いです。

配色の基本としてオススメなのが「7:2:1ルール」。

ベースカラーを7割、アクセントカラーを2割、補助カラーを1割に抑えると、統一感が出て落ち着きのある印象になります。

役所チラシでも、このルールを意識するだけで洗練された印象をつくれます。


2. フォントにアクセントをつける

見出しと本文を同じフォントにすると、情報が埋もれてしまいます。

見出しにはインパクトのあるフォントを使い、本文は可読性を意識したものにする。

さらに補足情報や注釈は別のフォントにするなど、役割分担を意識すると視線の流れが自然に生まれます。


3. 余白を活かす意識を持つ

情報を詰め込みすぎると、チラシはすぐに「文字の壁」になってしまいます。

空白=無駄なスペースではなく、情報を引き立てる“間”です。

余白をしっかりと確保するだけで、読み手が呼吸をするように情報を吸収できます。


役所チラシをもっと“伝わるデザイン”にするには?

「3つの基本」で整えたら、もう一歩踏み込んで“伝わるデザイン”を目指しましょう。小さな工夫でも、大きな印象アップにつながります。

以下の4つの視点を意識してみてください。

  • 「誰に伝えるか」を明確にする
  • 情報の優先順位を決める
  • イラストやアイコンを活かす
  • 住民目線の「親しみやすさ」を意識する

この4つを押さえれば、役所チラシの印象はぐっと良くなります!

1. 「誰に伝えるか」を明確にする

住民向けなのか、観光客向けなのか。相手が変われば必要な情報も変わります。

まずは「誰に向けて届けるのか」をはっきりさせることで、チラシの目的が明確になります。


2. 情報の優先順位を決める

すべての情報を同じ大きさで載せるのは逆効果。

重要な見出しやキャッチコピーは大きく、目を引く位置に置く。補足情報は、読みたい人が自然と読めるように配置する。

視線誘導を意識することで、見やすさがぐっと向上します。


3. イラストやアイコンを活かす

文字だけだと固い印象になりがち。イラストやアイコンは、内容の理解を助けるだけでなく、親しみやすさを生みます。

役所チラシでも、ちょっとした挿絵やピクトグラムを入れるだけで、全体がやわらかくなります。


4. 住民目線の「親しみやすさ」を意識する

役所らしい真面目さを残しながら、色やフォントを少し柔らかく調整するのも効果的です。

住民にとって「見やすい」「読んでみよう」と思えるデザインは、親しみやすさが決め手になります。


役所チラシも“デザインの工夫”で変わる!

役所チラシは、ほんの少しの工夫でぐっと印象が変わります。

情報はもちろん大切ですが、同じ情報でも「伝わりやすさ」はデザイン次第です。

今回紹介した3つの罠とその回避法、さらに4つの視点を意識するだけで、きっとあなたのチラシも見違えるはずです。

住民にとって、役所からの情報は生活に欠かせないもの。

だからこそ、読みやすく、親しみやすいチラシを目指してみませんか?

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この記事を書いた人

一組織の中で、孤軍奮闘する元デザイナー事務員。一般大学の文系学部を卒業した後、デザイン専門学校に進学。

卒業と同時に広告デザイナーになるも理想と現実のギャップにさいなまれ、方向転換。

その後、「安定した生活」と「自分のやりたいこと」の両方を叶え、一組織の事務員として過ごしながら数々のデザインコンテストに入賞し、現在に至る。

このブログでは、デザイナー&事務員の両方を経験している元デザイナーが一般社会で楽しみながらデザインの力を活かす術を伝授。

その中でもワークライフバランスの最高峰に位置する、公務員のデザイン職を目指す人の合格までの道のりをメインでサポート。
サブテーマとしては、生活を安定させながらやりたいことを叶える事務職の仕事についても触れています。

手堅く安定した本業を維持しながら、デザインの世界にもたずさわりたいという欲張りな人に向けて、日々役立つ内容を発信していきます。(学生も勿論OK!)

【デザイナーを辞めてから受賞したコンテスト】
・写真コンテスト(プリント部門) 入選
・雑誌の表紙絵デザインコンテスト 優秀賞
・キャラクター塗り絵イラストコンテスト 入賞
・ショート動画コンテスト 佳作
…他、多数

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